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「時間がない、時間がない、時間がない」
受託の割合を減らして自社の事業を始めれば時間に余裕が持てるようになります。
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システム開発、デザイン、ライティング。これらのお仕事は昨今のIT化に伴って仕事が増えている。
デザインは昔はチラシデザインだけでしたが今はWebデザインがある。
ライティングは昔は本や雑誌の執筆だけだったが、今はオンラインライティングがある。
システム開発は言わずもがなだ。
IT化がお仕事を作った3職種と言ってもいいと思う。
システム開発、デザイン、ライティングのお仕事の8割は受託だ。
受託とはお客様からお仕事を発注してもらい、成果物を納めて仕事が完了するので、完了した時の喜びはあるが、とても責任が重大で大変なお仕事と言える。
その理由は成果物を納めて仕事が完了するので、お客様が完了と言うまでは仕事が終わらないということ。
「成果物を納めましたのでこれにてお仕事は終わりです。ありがとうございました。」
この一言がない限りは永遠にお仕事は終わりません。
なので「この機能はやっぱりこうして」とか、「デザインのベースは赤じゃなくてオレンジに変更して」とか、「文章が硬いので柔らかく」などと言われれば修正をする必要が出てくる。
お客様がYESというまで終わらないお仕事。
修正のたびに時間を使うので時間当たりの売上高は修正が入るたびに減ってしまう。
依頼を受けたものをやり続ける、つまり受託はお客様の言い分を受け入れなきゃいけない(全部ではない)ので受託ばかりやっていると時間の余裕が持てなくなり、新しいビジネスも始められない。
受託の悪循環にはまり込んでしまう。
もちろん、お金をもらう以上は最大限のパフォーマンスを発揮して、品質の良い成果物をお納めする必要がある。
それは仕事として当たり前のことだが、限度があり限度が分からないお客様もいる。
ただこれは変えられることではないので、受託だけを行っている会社は積極的に自社サービスや自社が発注元になる様な事業を考えていく必要があると思う。
商品を自分たちで開発する、商品を仕入れて売る、投資する、何でもいいと思うが受託ではなく自らが主体となる事業を生んでいかないと受託の悪循環からは抜け出せなくなる。